Bloodborne考察(想見者うー)

Bloodborneの考察(ブラッドボーン/ブラボ)

火薬庫の考察

火薬庫とヴァルトール考察


 ■:テキストからの引用や考察 

▲・:解釈、つまり人によっては異なる場合がある。妄想とも言う。 


 ★オト工房・考察  

■オト工房の発行する撃鉄の狩人証txt

オト工房とは火薬庫の前身となる古い工房です。独自の発想と、複雑な機構。そして奇妙な武器 「火薬庫」の哲学は、この頃既に息づいていたとあります。  

・オト工房は火薬庫の礎となった訳ですね、工房は会社みたいな物だと思って頂ければ分かりやすいかと思います。火薬庫という会社(工房)の昔の名前がオト工房という名前だったって感じですかね  


▲撃鉄の狩人証 

①撃鉄の狩人証をドロップする狩人は「獣の抱擁」を付けた狩人でした 

・つまり、オト工房の仕事は「獣の抱擁」の実験と何か関係しているかもしれないと推考出来ます 

■獣の抱擁txt

獣の病を制御する為に繰り返された実験の末「抱擁」は見出された。試み自体は失敗したが、その知見は確かに医療教会の礎になっている。この契約にある者は一時的獣化の効果も高まる 

・つまり、病を制御する実験は失敗はしてしまいましたが「一時的に獣化を高める」実験には成功した訳です。そしてその知見は医療教会の礎になったと言う訳ですね。 その知見、実験とはなんでしょうか?  

②撃鉄の狩人証のエンブレムはよく見ると「蛇」の造形をしています。ブラッドボーンに出てくる「蛇」を連想する場所は「禁域の森」ですね。「禁域の森」ではどんな事がされていたのでしょうか?  


★禁域の森・考察 

この場所を説明するテキストは「マダラスの兄弟」に関連するテキストにあります。  

■マダラスの笛 txt

禁域の森の住人、マダラスの双子の笛。腑分けされた獣を餌とし、毒蛇は途方もなく育った 

・マダラスの双子は禁域の森の住人であり、獣を食べて育っていたらしいですね。 


■腑分けの装束 

禁域の森の住人、マダラスの双子の装束。双子はともに狩人であり、獣を腑分け、持ち帰り、村人たちの禁忌の研究に供したという 

・双子の彼らは生きる為に獣を狩って食べていて、それと同時にその獣を禁域の森の村人たちの「禁忌の研究」に供していたらしいです。 

・禁域の森の実験の全貌が見えてきましたね  


▲禁域の森の実験 

まずは思考を整理します。 オト工房は撃鉄の狩人証のエンブレムの「蛇」と、それを落とす獣の抱擁の狩人から「獣の抱擁の実験」に関連している事が推考出来ます。そのオト工房が関わっていた「獣の抱擁関連の実験」は「禁域の森の実験」と繋がっている可能性が推測出来ました。 禁域の森ではマダラス達が「腑分けた獣を供し」、それが「禁忌の研究」に使われていたんですね。 "腑分ける"と"供す"と言う言葉はどちらも「食べる」為に使う言葉です。ですので獣を腑分けていた禁域の森の禁忌の研究では「獣喰らい」をしていたと考察出来ます。要約すると… 

・獣の抱擁の実験と禁域の森の"禁忌"の研究は「獣喰らい」の実験だったと考察出来ます 

・獣の抱擁の実験は失敗しましたが"一時的に獣化を高める"実験には成功していた様です。

この考察した知見から彼らが禁忌の研究で一体何を作っていたかまで追う事が出来てしまいます。1つを紐解くと色んなところが連鎖して繋がっていくブラボ考察の面白くも恐ろしいところでもあります。

 

■獣血の丸薬txt

獣血を固めたといわれる巨大な丸薬 故は分からず、医療教会は「禁忌」として関わりを否定している 飲んだ者を「一時の獣性に導く」 獣性は攻撃により、傷つき裂ける肉と返り血により高まり、それを続けることで更なる力と快楽を使用者にもたらすだろう。 

・本当にまあ都合よく「禁忌」と言う言葉と「一時的な獣性を高める」と言う言葉がヒットしましたね。 つまり、禁域の森では「獣喰らい」の実験で「獣血の丸薬」を「オト工房」が作っていた筈だって考察が出来ちゃう訳です。  そして禁域の森の実験が本当に「オト工房」が関わる実験だったとするならば、そのオト工房の責任者がいる筈です。 

そしてそれはまた、簡単に見つける事が出来てしまいます。その人物の名前は丁度、これまた丁寧にまあなんと「獣喰らいのヴァルトール」と言う名前で禁域の森に突っ立っていたかと思います。 更にヴァルトールが持つ獲物は"オト工房の後身"とされる「火薬庫」の腕となる「回転ノコギリ」です。つまり、ヴァルトールさんは、オト工房の実験の責任者であり、かつ火薬庫とも関わっている人物だと考察が出来ます。


 ■回転ノコギリtxt

工房の異端「火薬庫」の手になる異形の「仕掛け武器」 古い狩人、獣喰らいのヴァルトールの得物としても知られている。


★ヴァルトール・考察  

■官憲の服txt

かつて一匹の獣を追い、ヤーナムを訪れた官憲隊の制服。彼らは皆獣の餌食となり、生き残った一人が獣を喰らったという。 それはヤーナム民の好む類の噂話だ。高圧的で偏見に満ちた異邦人たちは、ヤーナムを理解せず、故にその闇に血の躯を晒す。なんと溜飲の下がることか  


▲官憲隊 

官憲というのは警察や役人という意味ですね。主に警察関係で使う言葉の様です。ヤーナムは人里離れた地方なので、もしヤーナムの外の世界を想像するなら山を下った都会の人達、官憲隊は謂わゆる都会人って事かもしれませんね。(ヤーナム民が最も嫌いそうな人種…) 要するに官憲のテキストは噛み砕くと 『獣狩りの夜(その闇)に出歩いてるから死んだんだろ(血の躰を晒す)wwザマァ(なんとwwww溜飲の下がることかwwww)wwww』って感じですかね。  


▲官憲隊とオト工房 

「オト工房」は都会の官憲隊達がヤーナムに適応する為に作った工房であったと推考出来ます。そういえばオト工房や火薬庫の武器は私達の住む世界に限りなく近い火薬や複雑な機構を使った近代武器ですしね。  


■官憲隊 

それはそうとこのテキストで最も重要なのは「官憲隊で生き残ったのは1人」ってとこです。官憲の服を着ているのは獣喰らいのヴァルトールですから前述の考察と合わせて考えますと、オト工房で生き残った最後の1人はヴァルトールって事になります。そして、「オト工房」は「火薬庫」の前身なのでヴァルトールは「火薬庫の社長」って事になります(笑)  


■火薬庫txt 

今は亡き「火薬庫」は嘯いたものだ 「つまらないものは、それだけでよい武器ではあり得ない」 

・ちょっとおかしい部分がありますよね。火薬庫は「今は亡き」とあるのに火薬庫の社長がヴァルトールだとするなら"生きてるじゃん"と感じるかと思います。ですからこの不自然な点もしっかりと別の考察で潰していこうと思います。  


▲火薬庫 

火薬庫の工房は亡くなってしまいましたがヴァルトールはまだ生きています。つまりヴァルトールは現在、"別のどこか"に所属を移した訳です。それはどこでしょうか?  


■長の鉄兜 

逆さにしたバケツのような鉄兜、恐らくは元の使用者がそうだったのだろう。片目だけ、のぞき穴が開いている。それは代々、連盟の長に引き継がれる証である。ヴァルトールは、もう長い間「虫」が見えなくなっていた 

・ヴァルトールは長の鉄兜を被っている事から連盟の長になった事になりますね。ヴァルトールの台詞からも一々説明はしなくても良かったですが一応ね。。。


■連盟員 

□カレル文字「淀み」txt

 連盟の誓い、「禁じられた獣喰らい」の内に見出されたというそれは 「淀み」の意味を与えられ、連盟の誓いとなった。この契約にある者は、別世界の狩人に協力し、狩りの成就に「虫」を見出す  それは汚物の内に隠れ蠢く人の淀みの根源。躊躇なく、踏み潰すことだ。 

・考察していくと結構ダイレクトにヒントは散らばってるものですね。上で考察していた禁域の森の「獣喰らいの実験」と結び付きます。その実験で獣の腹わたに「淀み」と言うものが見出され、それは「虫」だったみたいですね。

と、言うことは?禁忌の研究で生み出されたものは「獣血の丸薬」ですから、あれはもしかすると獣の腹わたに蠢いていた「虫」を固めたものなのかもしれないと考察が出来ますね。  


○連盟員と言えば「ヤマムラ」がいますね。ここからもヒントが拾えそうです。どう言う事かと言いますと、連盟の長はヴァルトールで、かつヴァルトールはオト工房の唯一の生き残りであり、オト工房は火薬庫の前身なのでヴァルトールは火薬庫の社長という考察をしました。ではそんな出自を辿ると「オト工房」の人間であるヴァルトールの同志であるヤマムラの持つ武器はなんでしょうか?


ヤマムラが持つ武器は右手に千景…左手に「貫通銃」  


■貫通銃txt 

工房の異端「火薬庫」の前身となる一会派 「オト工房の手になる長銃」   

・ビンゴですね、ヤマムラは連盟員でありながらオト工房の手になる貫通銃を持っています。つまりヤマムラは連盟でありながらオトの人間とも交わっていたと推考出来ます。そして、丁度先程考察した連盟の長であるヴァルトールは、もしかすると「オト工房」の人間であると言う考察と繋がります。おそらくヤマムラの持つ貫通銃はオトのヴァルトールから渡されたものなのでしょう。(妄想)  


▲古狩人デュラ 

さて、ヴァルトールは官憲隊のただ1人の生き残りであり、官憲隊の工房は禁域の森で獣喰らいの実験をしていた「オト工房」という考察をしました。そしてオト工房は火薬庫の前身なのでオト工房の唯一の生き残りであるヴァルトールは火薬庫の社長(創設者)ではないか?という風に考察をしました。

 では、そう考えると当然、ヴァルトールは火薬庫との交わりで知られる「古狩人デュラ」とも関わりがあったのではないでしょうか?  

■灰狼の帽子txt 

古狩人デュラの狩装束、ささくれた狼の帽子は、特に象徴的に知られていた。 工房の異端「火薬庫」との交わりで知られるデュラは、ごく優しく、そして愚かな男だった。故に旧市街の惨状に絶望し、狩人であることを止めたのだ 

・「火薬庫」との交わりで知られたデュラ、つまり上記考察内容から置き換えれば「ヴァルトール」との交わりで知られたとも取れます。 そしてこの「灰狼の帽子」は特にデュラの象徴として知られていました。  


■片目の鉄兜(長の鉄兜)txt 

逆さにしたバケツのような鉄兜、恐らくは元の使用者がそうだったのだろう。片目だけ、のぞき穴が開いている。それは代々、連盟の長に引き継がれる証である。 

・この鉄兜は代々、連盟の長に引き継がれていたもので、元の使用者は「片目」だけ、詳しくは「左目」が空いているので「初代連盟長」は「右目」が不自由だった狩人だと考察出来ます。 そして、ヴァルトールは連盟のイベントで鉄兜を主人公に継がせると協力の鐘に共鳴した際に"公式"で素顔を拝める事が出来ます。その素顔を見てもヴァルトールには特に右目が不自由な特徴はありません。つまり「初代連盟長」はヴァルトールの他に居る事が示唆される訳です。

言い換えると、右目が不自由である隻眼の狩人がどこかに居る事が示唆されます。そしてそんな都合の良い属性を持った狩人なんて居るの??と思われがちですが劇中でそんな属性を持った狩人が登場してしまっていたんですよ。  


▲灰狼の帽子 

この帽子は"右目"が包帯で覆われています。それは丁度、鉄兜の右目が隠されていた様に「初代連盟の長」の右目が不自由であった様に、古狩人デュラの「象徴」とされる灰狼の帽子もまた「右目」が包帯で覆われていたんです。この事から古狩人デュラは隻眼の初代連盟長だった事が考察できます。 そしてデュラが連盟の使命を次の後継者に託したのは現連盟長のヴァルトールという事になります。「火薬庫」との交わりで知られるデュラが連盟を託した相手がずばり『火薬庫の社長のヴァルトール』であった。と今までしてきた全ての考察がここに1つに集約しました。

そしてヴァルトールは火薬庫を捨て、連盟の長になりましたとさ。めでたしめでたし 


いや、どう考えてもヴァルトールアクティブすぎるだろ  


古狩人デュラ初代連盟長説 

ヴァルトール火薬庫の社長説




▲終

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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Bloodborneの考察に真実も答えもあろうはずはなく、故に得体は知れぬものだ。